当社には「航空機をつくりたい」という夢を持った人がたくさん入社し、活躍しています。
ここでは、航空業界のエンジニアとして将来を担う当社社員のインタビューを紹介いたします。

"育児休暇も取りやすい環境がある"

仕事内容を教えて下さい。< 細野涼太さん >

◇細野 旅客機の胴体構造の強度解析業務を担当しています。航空機が安全に空を飛べるように、胴体が離陸・巡航・着陸などのさまざまな条件下で壊れないかを確認し、それぞれの部品の材料やサイズを計算し決定しています。私が計算しているからこそ、関わった飛行機が安全に飛行しているといっても過言ではありません!(笑)それほど、この解析業務は重要な役割を担っていると感じています。

仕事内容を教えて下さい。< 佐藤和生さん >

☆佐藤 生産技術の中でも部品技術を担当しています。主な業務内容は、部品を設計通りに製作するための製造指示書の作成、製造現場からの作業改善依頼への対応、および設備の成形性能の指標を求める実験などです。現在は防衛機体を中心に、さまざまな機種の部品に携わることができています。この点は、部品技術における大きな利点だと思っています。

ナスカの福利厚生で良いところは?

☆佐藤 一番良いのは、社宅物件制度です。現在この制度を利用しており、自分で選んだ物件で家族と暮らしています。この場合、一人暮らしよりも補助の上限が引き上げられる点が非常にありがたいです。また、年齢制限がなく、永続的に利用できる制度であることも嬉しいポイントです。

◇細野 ナスカの福利厚生は現代の会社の中でも決して多いというわけではありません。しかしながら、社員が生活・仕事に取り組む上で必要となるものがしっかり補われていることや、「誰か特定の人だけが得する」というものではなく、皆が平等に使える権利のあるものが手厚くサポートされているなと感じる点が良いところだと思います。

有給休暇は取りやすいですか?

◇細野 私個人としては、1年で20日間の有給休暇が付与されますが、そのほぼ全てを使い切っています。それほど取りやすい環境だと感じています。ナスカとしても、1か月に1日の取得を推奨していることが影響していると思います。また、業務の忙しさによる違いはあるものの、私以外の社員も比較的取りやすいと感じているのではないでしょうか。ちなみに、私はゴルフを趣味にしているので、休暇を利用してゴルフに出かけることがあります。平日は観光地も空いているため、リフレッシュできてとても良いですね。

☆佐藤 有給休暇は取りやすい環境です。私も全て使い切っており、取得しやすさを実感しています。事前に申請して断られることは全くありません。

お二人は育児休暇を取得しています。育児休暇はどれくらい取得しましたか?

◇細野 1か月の育児休暇を取得しました。実家に住んでおり、母や祖母といった心強い味方がいたため、短めにしたのですが、今になってもっと長く取得すれば良かったと思うこともあります。「育児休暇を取るでしょ?」と、会社が自然に促してくれた点は非常に良かったですし、仕事も周囲のサポートのおかげで問題なく戻ることができました。復職時もネガティブな反応は全くなく、職場の環境はとても良かったです。1か月間はあっという間でしたが、私が休んでいる間、仕事を引き受けてくれた仲間には大変感謝しています。

☆佐藤 私は6か月間の育児休暇を取得しました。周囲から「育休を取って」と温かく声をかけていただいたおかげで、心置きなく休むことができました。引継ぎをしっかりと済ませ、職場の皆さんに「待っているよ」と送り出してもらいました。復職後も、「帰ってきてくれた」と歓迎され、業務配分にも配慮していただけたので、とても助かりました。

育児休暇とって良かったことは?

◇細野 出産後は市役所への申請書類の提出など、平日に行うべき作業が多々ありました。有給休暇がなければ対応が難しいため、この制度でまとまった休みを取ることができ、とてもスムーズに進んで良かったです。また、家族とのコミュニケーションの時間を十分に取れ、生まれたばかりの子どもとの大切な時間を一緒に過ごせたことが本当に良かったと感じています。

☆佐藤 子どもとしっかり過ごす時間を持てたことが一番良かったです。細かな成長の様子を間近で見ることができ、非常にありがたかったです。実家が離れている分、夫婦で協力して子育てに取り組むことができたのも良い経験でした。

ワークライフバランスとれていますか?

◇細野 ワークライフバランスは取れています。有給休暇が取りやすく、子どもの幼稚園の行事の際も問題なく休むことができます。また、現在の部署は残業が少ないため、帰宅後には子どもと過ごす時間を確保できています。さらに、自分の趣味の時間もしっかりと取れています。オンとオフをきちんと使い分ければ、誰でもワークライフバランスを保てるのではないかと思います。

☆佐藤 ワークライフバランスは取れています。忙しい時期には残業があり、家事が思うようにできないこともありますが、定時で帰れる日には子どもと過ごす時間を持つことができます。有給休暇は取得しやすい環境で、月に1回は休暇を取り、家族でお出かけを楽しんでいます。

10年以上の勤続者に付与されるリフレッシュ休暇は取得しましたか?

◇細野 10年以上勤務した際に、すぐにリフレッシュ休暇を取得しました。有給休暇と組み合わせて長期の休みを取り、その間に取引先の方や配属先の仲間たちと旅行に行きました。配属先には異なる会社の方も多いですが、一緒に旅行に行けるほど良好な関係を築けていることが嬉しいです。

☆佐藤 私はまだ勤続10年に達していないため、リフレッシュ休暇はまだ取得していませんが、とても楽しみにしています。配属先の仲間とは休日に遊びに行ったり、結婚式でお互いを招待し合ったりしています。昨年も一緒にスポッチャに出かけたり、花火大会を楽しんだりしました。職場の雰囲気が非常に良く、良い関係が築けていると感じています。

他に嬉しい手当はありますか?

◇細野 家族手当です。子どもの生活にはお金が必要になりますし、出生時だけでなく、毎月支給していただけるので非常に助かっています。

☆佐藤 確かに、家族手当はありがたいですね。

年に1回表彰式がありますが、表彰されたことはありますか?

☆佐藤 社内のレクリエーションを企画し、その企画委員メンバー全員で表彰されたことがあります。また、勉強会の取り組みに対しても表彰を受けました。

◇細野 10年勤続時や勉強会の取り組みで表彰されました。社員の努力が目に見える形で評価されるので、とても刺激になりますし、目標にもなると感じています。

ナスカにはフォロー制度があり、先輩社員が後輩と定期的に面談をしてサポートしています。お二人は後輩をフォローする立場ですが、フォローする立場として意識していることはありますか?

◇細野 フォロー制度を通じて繋がりが生まれ、コミュニティが広がることを実感しています。仕事の話もしながら、必要に応じて話題を切り分けるようにしています。後輩と話す際には、打ち解けてもらえるようにこちらから自己開示をしたり、心を開いたりして、話しやすい存在であることを意識しています。

☆佐藤 フォローされる側の要望をできる限り引き出すことを意識しています。どんな要望でも若手から話があれば、上司にしっかり伝えるようにしています。ナスカは風通しの良い会社なので、要望を比較的聞き入れてもらえることが多いです。後輩が言いたいことを自由に言える場となるよう心掛けています。

ナスカの雰囲気は?

◇細野 ナスカの雰囲気はとても良いです。私が就職活動をしていた頃からそのイメージは変わっていません。いい意味でかしこまらず、リラックスした雰囲気があります。ただし、やるべき時には皆がしっかりと集中して取り組む姿勢があります。真面目な仕事になると、全員が自然とシャキッとする環境です。

☆佐藤 ナスカは風通しの良い職場だと思います。社員の要望が会社に反映されやすく、先輩にも気軽に話しかけられる環境が整っています。

どのようにキャリアを積んでいきたいですか?

◇細野 技術者として、入社当初は「なんでもできるオールラウンダー」を目指していました。しかし、10年以上の経験を通じて、その難しさを痛感しています。多岐にわたる分野それぞれに奥深さがあり、同じ業務を10年以上続けている現在でも、まだ新たな発見があります。現在では「どこか一つ突出した技術を持つスペシャリスト」になることを目指しています。特にカーボン(複合材料)の解析に取り組み、さらなる専門性を高めたいと考えています。
また、ナスカでは役職者として総務の立場も担っています。私がナスカを選んだ理由の一つに「小さな会社を大きくしていきたい」という思いがありました。そのため、総務の立場から社員一人一人に目を配り、より働きやすい環境を提案・整備していきたいと思っています。

☆佐藤 特定の分野で突出したスキルを持つ技術者になりたいと考えています。具体的には、溶接やチューブ関係といった分野でスペシャリストを目指しています。一方で、業務の都合上さまざまな機種を担当しているため、ある程度幅広い技術も習得したいと考えています。少し欲張りかもしれませんが、どの機種においても理解できる技術者になりたいと思っています。
それが出来る私の目標とする人がいますが、その人はナスカの先輩。その先輩のように、どの分野でも頼られる存在になり、いずれは追いつき、追い越せるよう努力を重ねていきたいです。

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